4月24日 仕分
admin≫
2010/04/24 18:46:47
2010/04/24 18:46:47
今日は、土曜日なので今週は例会や出張が続いていたので、出社して色々と整理しました。
たまたまインターネットで調べていたら、「事業仕分け」のことが色々と報道されていた。
今回の「事業仕分け」は第2弾で、特に官僚OBの天下り先となっている独立行政法人の
不透明な実態や無駄遣いに切り込んでいたようです。ただ、財政的な効果が薄いと見られる
今回の事業仕分けは、インターネットで動画を配信する民間企業5社が生中継したが、
昼休みの時間帯などにアクセスが殺到し、動画がとぎれるなど一時つながりにくくなることも
あったほどだ。官僚たたきなど「政治ショー」になりかねないとの懸念も出ていました。
「事業仕分け」とは、行政の事業の必要性ややり方を公開の場で外部の視点を入れて
問い直すことで、硬直化した国や自治体の事業を再構築するための手法で、事業仕分けの特徴は、
これまでテキスト資料のみでブラックボックスの部分が多かった各事業の予算内容が、完全公開の
原則から国民の目の前で査定を受けることだ。この作業の意義は「すべてが公開される」という
一点にのみある。国民は、評価者のツッコミが甘ければ厳しく指摘し、作業過程そのものに改善の
余地があるならば直接提言すればいい。
仕分け作業は公開され、特にインターネットでも中継された。会場に多くの傍聴者が訪れるなど、
国家予算の編成過程に国民の関心が集まった。事業仕分けの結果に法的強制力はなく、この結果を
判断材料の一つとしてどのような予算を組むかは政治家の責任である。
しかし、「事業仕分け」は「行政のムダを洗い出し、税金の無駄遣いを改めるための選定作業」である。
しかしこの選定作業自体に多額の費用がかかる上、今回の『~行政刷新会議』ではネット中継まで
入っていてこれに1回当たり費用として、350万円弱かかっている。
前回の、「事業仕分け」の時には、言葉遣いが悪いとか言われて、今回はかなり気を使って
話していたようで、「ご努力」だとか「ご尽力」とかの言葉をよく使っていたように思う。
仕分け人も前回は、勉強不足のところが多々あったようで、また予算削減のために、
「物品の安価な調達」にこだわったため、「自衛官の制服を海外発注しろ」などの安易な意見もあり、
保安上の懸念が生ずるのは当然のこととして、このように国内調達を安易に海外調達に切り替えるのは、
平たく言えば「日本国内での、日本人の雇用機会の海外流出」にほかならない。
また、自衛隊だけでなく官公庁の制服縫製を請け負っているのは、「福祉工場」とよばれる身障者の
作業所である場合が多く、こうした人々から勤労の機会を奪うのは人としてどうなんだろうか?
健常者・身障者とわず「社会に対し何もできずに飯を食わせてもらうだけの立場」というのは、
プライドも何もなくなるような本当につらいものである。もう少し配慮が必要だと思う。
経営でも、経費の見直しは当然である。しかし、コスト削減ばかり言っていては、肝心な
部分での、人材育成や研究開発が疎かになることも多く、返ってマイナスになることもある。
今一度、国家としての「ロスコスト」と「プロフィットコスト」をしっかりと見据えて
取り組まない限り、単なる「政治ショー」として茶番に終わってしまうかも知れない。
たまたまインターネットで調べていたら、「事業仕分け」のことが色々と報道されていた。
今回の「事業仕分け」は第2弾で、特に官僚OBの天下り先となっている独立行政法人の
不透明な実態や無駄遣いに切り込んでいたようです。ただ、財政的な効果が薄いと見られる
今回の事業仕分けは、インターネットで動画を配信する民間企業5社が生中継したが、
昼休みの時間帯などにアクセスが殺到し、動画がとぎれるなど一時つながりにくくなることも
あったほどだ。官僚たたきなど「政治ショー」になりかねないとの懸念も出ていました。
「事業仕分け」とは、行政の事業の必要性ややり方を公開の場で外部の視点を入れて
問い直すことで、硬直化した国や自治体の事業を再構築するための手法で、事業仕分けの特徴は、
これまでテキスト資料のみでブラックボックスの部分が多かった各事業の予算内容が、完全公開の
原則から国民の目の前で査定を受けることだ。この作業の意義は「すべてが公開される」という
一点にのみある。国民は、評価者のツッコミが甘ければ厳しく指摘し、作業過程そのものに改善の
余地があるならば直接提言すればいい。
仕分け作業は公開され、特にインターネットでも中継された。会場に多くの傍聴者が訪れるなど、
国家予算の編成過程に国民の関心が集まった。事業仕分けの結果に法的強制力はなく、この結果を
判断材料の一つとしてどのような予算を組むかは政治家の責任である。
しかし、「事業仕分け」は「行政のムダを洗い出し、税金の無駄遣いを改めるための選定作業」である。
しかしこの選定作業自体に多額の費用がかかる上、今回の『~行政刷新会議』ではネット中継まで
入っていてこれに1回当たり費用として、350万円弱かかっている。
前回の、「事業仕分け」の時には、言葉遣いが悪いとか言われて、今回はかなり気を使って
話していたようで、「ご努力」だとか「ご尽力」とかの言葉をよく使っていたように思う。
仕分け人も前回は、勉強不足のところが多々あったようで、また予算削減のために、
「物品の安価な調達」にこだわったため、「自衛官の制服を海外発注しろ」などの安易な意見もあり、
保安上の懸念が生ずるのは当然のこととして、このように国内調達を安易に海外調達に切り替えるのは、
平たく言えば「日本国内での、日本人の雇用機会の海外流出」にほかならない。
また、自衛隊だけでなく官公庁の制服縫製を請け負っているのは、「福祉工場」とよばれる身障者の
作業所である場合が多く、こうした人々から勤労の機会を奪うのは人としてどうなんだろうか?
健常者・身障者とわず「社会に対し何もできずに飯を食わせてもらうだけの立場」というのは、
プライドも何もなくなるような本当につらいものである。もう少し配慮が必要だと思う。
経営でも、経費の見直しは当然である。しかし、コスト削減ばかり言っていては、肝心な
部分での、人材育成や研究開発が疎かになることも多く、返ってマイナスになることもある。
今一度、国家としての「ロスコスト」と「プロフィットコスト」をしっかりと見据えて
取り組まない限り、単なる「政治ショー」として茶番に終わってしまうかも知れない。
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