fc2ブログ
≪ 2023 08   - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  2023 10 ≫
*admin*entry*file*plugin

3月 6日 商品寿命 

今日は、研修の受講生から宿題になっている「商品寿命」に関しての質問を受けた。
質問内容に関しては、ご自身が素直に感じたことを素直に聞いてきたとてもいい質問でした。

質問には、答えれる範囲でしましたが、「商品寿命」に関して色々と考えてみた。

会社の寿命は30年と一般に言われている。企業の成長サイクルをとらえると、
事業や経営の抜本的な革新がなければ30年もすると衰退の道をたどると・・・。

食品など最もサイクルが短いと見られる商品の寿命は食品メーカーなどは長期間の人気商品を
追い求めると同時に「3週間」まで縮まった商品寿命に対応すべく消耗戦を戦い抜かねばならない。
商品の短命化は耐久消費財にも及び、通常5年の自動車のフルモデルチェンジのサイクルが
実質3年に短くなるなど、新車の世界も多産多死に向かっている状況だといわれている。
車名変更は自動車各社でブームとなっていて最近では日産自動車が「サニー」を「ティーダ」に、
「セドリック」と「グロリア」を「フーガ」、トヨタは「旧マークII」を「マークX」に変更している。
欽ちゃん社長は、「マークX」を所有されてますが・・「旧マークII」の単なる車名変更車ですぅ。

では、何かを捨てて、絞り込めば安泰か・・経営資源の乏しい中小零細企業はそう簡単には
いきません。いつまでも売れ続ける保証はありません。今売る重点商品に注力すると同時に、
将来の重点商品を育てることも重要な商品戦略です。

多くの企業が扱う「似たような」商品を、いくつも販売していては、いつまでたっても利益性は
よくなりません。最大限努力すべきことは、たとえ市場規模が小さい商品であっても、
「1番になることのできる商品」を重点商品と位置づけることです。まちがっても、競争相手が
たくさんいる市場規模の大きい商品を狙ってはいけないのです。しかし現実には「この商品が
ダメなら別の商品、それがダメなら別の商品」と、つねに売れ筋を追い求めるケースが多い。
商品の幅を広げていった結果、パッとしない商品の在庫が山となる。(デッドストックの可能性も)
そしてその在庫のすべてを売ろうとするから戦力が分散されます。人的エネルギーが費やされ、
人件費が増え、モチベーションが低下し、経費倒れに追い込まれます。「あれもこれも」と商品の
幅を広げることはとても危険だと言えます。まさに「選択と集中」の考え方が欠かせないのです!

しかし、いま売るべき重点商品へ一点集中すると同時に、「将来の重点商品をつくる」という視点も
忘れてはいけません。現在売れている商品であっても、永遠に売れ続ける可能性はきわめて低い
ことは、多くの経営者が感じているでしょう。わかってはいるけれど、つい現状に満足してしまう。
それもまた現実です。重点商品が寿命を迎え、売れ行きに陰りが見えてきたときになって、
「次なる重点商品がない」ということがないように、将来を見越した商品戦略を考える必要がある。

企業にとって最もわかりやすい成長指標は「売上高」であるが、これは乱高下が激しい。
売上が伸び始めた段階で必ず競合が出現するために価格競争が始まり、
「売上高は伸びても利益が落ち込む」という経営的に芳しくない状況に陥る場合が多々ある。

消費者側が製品、商品の優劣を「価格差」だけで判断している場合に多いが、販売する側
としては価格以外にも商品に対する性能や信頼性、付加価値を消費者に理解してもらって、
総合的な視点から、購入するか、しないか、を判断してもらいたい。しかしそのためには商品の
知名度を高めて価格以外の性能や特徴について、消費者側に正しい知識を植えつけなければ
ならない。これがブランド構築の目的とされている。そのことでその商品が消費者側に
「良いブランド」として認知されると業者側には具体的メリットが生まれる。

 ●固定客を確保することができる。
  ・長期的な売上の見通しが効くようになる。

 ●競合他社との価格競争から抜け出すことができる。
  ・利益率が上昇する。

 ●商品やサービスの信頼性が高まる。
  ・品質保証による集客がしやすい。

 ●業者間の取引が円滑化する。
  ・仕入業者との交渉、新規店舗出店に関する交渉などがしやすい。
  ・消費者間に浸透したブランドイメージにより新規事業展開がしやすい。

 ●商品寿命が長くなる。


「ブランド戦略」が当然必要であることは理解できるが、中小零細企業では困難を極める。
その為には、「他社に真似の出来ない」モノでの「ブランド」が必要になってくる。

結局は、「コア・コンピタンス経営」が、自社の寿命を延ばし、「商品寿命」の決め手になる。

一昨年作成した「繁栄計画書」の更なる見直しでの再構築が必要です!頑張ります!





スポンサーサイト





この記事へのコメント

この記事へコメントする














(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)
[ジャンルランキング]
日記
55324位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
会社員・OL
7890位
アクセスランキングを見る>>

10tt

Author:10tt
 しま しんじ 52歳
大阪市内で製造業を経営。
(他に、3社の代表取締役を兼務)
                   
アルバイト入社にて、35歳で代表取締役に就任。人材育成の教育会社の
研修に参加してそれを機に、経営に対しての勉強を始める。以来15年間
学び続けているが、まだまだやりたいこととできることに紆余曲折の日々!


presented by 地球の名言

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

笑っていいとも!目指せストラップ1/100アンケート速報

-天気予報コム- -FC2-
Present's by
3ET
時間給が円とすると

powered by 浮気調査のすすめ