8月27日 外部環境
admin≫
2008/08/27 18:44:38
2008/08/27 18:44:38
今日も、金沢です。金沢では、好業績の「コマツ製作所」の影響で金沢市周辺の経済環境は
とても良い状態であるように感じていたが、実際は非常に厳しいと感じた。
私が、LT研修やTT研修終了後の同窓会で二度行ったことがある金沢市の総合レジャー施設、
「ルネスかなざわ」が十月二日で閉館するらしい。オーナー会社の会社更生計画の提出が
十月末に迫り、管財人が「現状では、事業承継を前提とした引受先を見つけることは困難」と
判断した。今後、ルネスの不動産などは売却されるとみられるが、管財人は「営業継続の
意思があるスポンサーが名乗りを上げれば検討する」としている。
そして、もう7月に破綻した北陸地盤の中堅ゼネコン、真柄建設。負債総額は約348億円。
真柄建設株式会社は、石川県金沢市に本社を置く、地場トップクラスの建設業者です。
事業は、公共事業から民間まで幅広く、典型的な中堅ゼネコンと言えますが、昨年12月に、
過去3年間にわたる売上高や利益の水増しが発覚し、今年2月に平成19年3月期決算を
減額修正して赤字に転落した。不正会計問題発覚後、北国銀行などの支援で再建を進めて
いたが、今年6月末に取引先が倒産して資金繰りが悪化。7日と10日に予定していた
計70億円の決済のめどがたたなくなったため、民事再生を選択した。
メインバンクの北國銀行は真柄建設が民事再生法の適用を申請したことに伴い、同社に
対する貸出金などの債権約79億円について、取り立て不能または延滞の恐れが生じたと
発表している。約79億円のうち担保や引当金で保全されていない約47億円については、
平成20年4~6月期の決算で損失処理する。21年3月期の業績予想の修正については
「現在集計中で、今後、公表する」としている。このことにより、連鎖破綻を防ぐための相談
窓口を設置して、月商の4ヶ月分以内で5年以内の返済を条件に、緊急融資も実施すること
にしたようですね。
真柄建設は、昨年末に不正経理が発覚し、大きな問題となりました。
手法は、工事原価の先送りという古典的な方法です。この手の経理操作は外部監査では
発覚し難く、今回も内部からの申告により発覚しました。最終的に同社の粉飾額は、
純利益計約45億2600万円という巨額なものでした。
原因として、マンション建設は、建設業界の数少ない成長エンジンでしたが、
建築基準法改正以降、大きく落ち込んだままです。あまりに急激な変化だったため、
資金の手当てが追いつかず、資金繰りに窮して破綻するケースは今後も続出するでしょう。
現在でも、建設資材が急騰している事も経営悪化に拍車をかけています。
鹿児島の大手の建設会社「丸栄建設」も資金繰りのめどがたたなくなったため事業を停止し、
経営が破たんしました。丸栄建設などグループ3社、負債総額111億円。
外部環境の変化に内部環境が対応出来なかったことが一番の原因だったかもしれないですね。
気のせいかもしれないが、駅前は閑散としていた。そういえば昨日の夜に行った、
北陸地区では最大の繁華街である「片町」も客待ちのタクシーだけが並んでいて、
お客さんは、ほとんどいなかった。。。

(午前10時の金沢駅前 夏休み中にも関わらずほとんど人は歩いてませんでした)

(駅前ですが、信号待ちの車もほとんど無かったです。)
とても良い状態であるように感じていたが、実際は非常に厳しいと感じた。
私が、LT研修やTT研修終了後の同窓会で二度行ったことがある金沢市の総合レジャー施設、
「ルネスかなざわ」が十月二日で閉館するらしい。オーナー会社の会社更生計画の提出が
十月末に迫り、管財人が「現状では、事業承継を前提とした引受先を見つけることは困難」と
判断した。今後、ルネスの不動産などは売却されるとみられるが、管財人は「営業継続の
意思があるスポンサーが名乗りを上げれば検討する」としている。
そして、もう7月に破綻した北陸地盤の中堅ゼネコン、真柄建設。負債総額は約348億円。
真柄建設株式会社は、石川県金沢市に本社を置く、地場トップクラスの建設業者です。
事業は、公共事業から民間まで幅広く、典型的な中堅ゼネコンと言えますが、昨年12月に、
過去3年間にわたる売上高や利益の水増しが発覚し、今年2月に平成19年3月期決算を
減額修正して赤字に転落した。不正会計問題発覚後、北国銀行などの支援で再建を進めて
いたが、今年6月末に取引先が倒産して資金繰りが悪化。7日と10日に予定していた
計70億円の決済のめどがたたなくなったため、民事再生を選択した。
メインバンクの北國銀行は真柄建設が民事再生法の適用を申請したことに伴い、同社に
対する貸出金などの債権約79億円について、取り立て不能または延滞の恐れが生じたと
発表している。約79億円のうち担保や引当金で保全されていない約47億円については、
平成20年4~6月期の決算で損失処理する。21年3月期の業績予想の修正については
「現在集計中で、今後、公表する」としている。このことにより、連鎖破綻を防ぐための相談
窓口を設置して、月商の4ヶ月分以内で5年以内の返済を条件に、緊急融資も実施すること
にしたようですね。
真柄建設は、昨年末に不正経理が発覚し、大きな問題となりました。
手法は、工事原価の先送りという古典的な方法です。この手の経理操作は外部監査では
発覚し難く、今回も内部からの申告により発覚しました。最終的に同社の粉飾額は、
純利益計約45億2600万円という巨額なものでした。
原因として、マンション建設は、建設業界の数少ない成長エンジンでしたが、
建築基準法改正以降、大きく落ち込んだままです。あまりに急激な変化だったため、
資金の手当てが追いつかず、資金繰りに窮して破綻するケースは今後も続出するでしょう。
現在でも、建設資材が急騰している事も経営悪化に拍車をかけています。
鹿児島の大手の建設会社「丸栄建設」も資金繰りのめどがたたなくなったため事業を停止し、
経営が破たんしました。丸栄建設などグループ3社、負債総額111億円。
外部環境の変化に内部環境が対応出来なかったことが一番の原因だったかもしれないですね。
気のせいかもしれないが、駅前は閑散としていた。そういえば昨日の夜に行った、
北陸地区では最大の繁華街である「片町」も客待ちのタクシーだけが並んでいて、
お客さんは、ほとんどいなかった。。。

(午前10時の金沢駅前 夏休み中にも関わらずほとんど人は歩いてませんでした)

(駅前ですが、信号待ちの車もほとんど無かったです。)
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