7月24日 個性
admin≫
2008/07/24 13:27:40
2008/07/24 13:27:40
金沢での企業研修では、「チームワーク」についてお話をさせて頂きました。
私たちの仕事は、一人だけでできる仕事ではありません。
未来におけるお客様のあるべき満足を実現するというミッションを達成するためには、
さまざまな、問題、障害、迷い、悩み、葛藤の壁にいつもいつもぶち当たります。
その壁とは変わることを恐れる人間の本性かもしれませんし、誰も疑問に思わなかった
業界の慣習かもしれません。(社内の常識が、社会の非常識。社内の非常識は、社会の常識)
いずれにしても一人の人間だけが頑張っても越えられるような壁ではありません。
だからこそチームワークが必要となります。しかし、そのチームワークは強くて一枚岩になって
いなければ、ゴールにたどり着くことはできません。
では強いチームというのはどんなチームでしょうか?
スポーツに例えれば、常勝チームというのはどんなチームでしょうか?
全国大会で優勝しているチームというのは、一人一人の選手が他に負けない独自の技を
持っていて、その選手の個性を上手く引き出せる監督、コーチがいるチームです。
私たちも同じです。まずは一人一人が優れた技を身につけなければなりません。
一対一で戦ったときに負けない強い個人でなければなりません。強い個人が集まって初めて
強いチームが形成される土壌ができるのです。
しかし、どんなに頭脳明晰で優れた技を持っていたとしても自分のことだけを考える人は不要です。
自分ひとりで達成感を味わうのではなく、一人ではできなかったことを仲間と共に苦労しながら
成し遂げみんなで喜びを分かち合う、そんなことが好きな人が必要だと私は思います。
強いチームに入るのではありません。それは、あなたがいるから強いチームになるのです。
と言える社員さんこそが、会社にとっての「人財」なのです。
実際、既に「実力主義」や「成果主義」を導入している外資系企業においては、そのほとんど
すべてで「チームワークは我が社の最重要行動規範である」と定めているくらいです。
成果主義の世界は、伝統的な日本企業に見られがちな「職場の和を尊ぶ」という世界では
ありません。いわゆる「仲良しクラブ」ではないわけです。外資系企業がチームワークを尊ぶのは、
「チームワークによる成果」が、「個々人のパフォーマンスの総和」を超える可能性があることを
理解しているからにすぎません。
例えば、優秀な営業担当者がいたとします。彼一人がどんなによい営業成績を上げても、
それだけでは十分と言えません。その担当者がリーダーシップを発揮して、彼の所属する
営業チーム全体の成績を押し上げれば、より高いパフォーマンスを期待できるからです。
チームとして、より高いパフォーマンスを得ることができれば、その営業担当者も、より高い
評価を得られることになります。周囲にいる他の営業担当者への提案や支援は、彼自身の
営業成績にはなかなか結びつかないかもしれません。しかし、彼の取った行動は十分に
評価の対象となります。
成果主義の社会と言っても、「わたしにとってだけよいこと」を目指しているわけではありません。
わたしにもチームにも、どちらにとってもよいことを目指しているのです。外資系企業は、こうした
やり方が、企業の利益を最大限に伸ばす方法であることを分かっているのです。
チームスピリットを徹底して唱えていなければ、「自分さえよければいいのさ」という風潮がすぐに
蔓延してしまうことの裏返しとも取れます。外資系企業の経営者たちは、そのことをよく分かって
いるからこそ、チームプレーの必要性を事あるごとに口にするのかもしれません。
そして、そのことは、成果主義に基づいた人事制度を導入していく日本企業においても、
とても大切になってくるコンセプトだと言える。
チームに参画するメンバーそれぞれは、優れた点と同時に弱点も持っている。
仮に、何の弱点もないメンバーだけがそろったら、かえってチームワークが崩れてしまうだろう。
各メンバーが互いの強みを発揮できるチームを構築することは、チームリーダーの大事な役目だが、
メンバー同士が互いに強み・弱みを理解し合い、相補うよう動けることがもっと大事である。
さらに部下もリーダーの弱点を補う行動を取るような関係が、チームワークとして望ましいと思う。
プロジェクトが成功するためには、まずリーダーとメンバーの間にいいチームワークが成立する
必要がある。そしてリーダーには、プロジェクトの方針を部下に分かりやすく説明する、先頭に
立ってプロジェクトを引っ張る、部下とともに汗をかく、など多くのことが要求される。
でも、何より大事なことは、部下から人間的に尊敬されることであり、部下を信頼して仕事を
任せることであり、そして任せられる仕事を割り当てることである。不幸にも任せた仕事が
うまくいかなければ、一緒に考えたり手を貸したりしなければならない。
尊敬されるリーダーなら、部下は苦しくてもついてくるし、リーダーが信頼する部下は、少々
無理があっても信頼を裏切らぬよう必死に努力するだろう。何よりも、信頼されているという
誇りを感じて仕事ができるはずである。
そして大事なことはしっかり管理しただけでは質のよい仕事はできない。何よりもメンバーが
仕事に生きがいを感じ、やる気を出せるようにすることが大事である。
堀場製作所の社是は「おもしろおかしく」である。「おもしろおかしく仕事ができるのは、
本人だけでなく会社にとっても最大の幸福」と述べている。また労働心理学や生理学では、
面白いと感じると能率は3倍、疲労度は3分の1になるとの研究成果があるという。
結局、管理者やチームリーダーは、担当プロジェクトがメンバーにとって面白くやりがいが
あるように、いろいろな気配り・心配りをするべきであるということではないかと思う!
大切なことは、チームの個性を見極めて、それに応じたチームワーク向上の方策を考えると
いうことです。チームの目標設定や役割分担という視点は、その方策を考える上での枠組み
としては有効です。しかし、目標をどこまで具体的に表現すべきか、役割をどこまで詳細に
定義すべきか、それらをどのように伝えるべきか、といったことは、チームの個性に依存します。
そして個人と同じようにチームの個性も移り変わります。良いチームワークを得るためには、
その時々のチームの個性を見極めたチーム運営を心がけることが大事だと言うことです!
私たちの仕事は、一人だけでできる仕事ではありません。
未来におけるお客様のあるべき満足を実現するというミッションを達成するためには、
さまざまな、問題、障害、迷い、悩み、葛藤の壁にいつもいつもぶち当たります。
その壁とは変わることを恐れる人間の本性かもしれませんし、誰も疑問に思わなかった
業界の慣習かもしれません。(社内の常識が、社会の非常識。社内の非常識は、社会の常識)
いずれにしても一人の人間だけが頑張っても越えられるような壁ではありません。
だからこそチームワークが必要となります。しかし、そのチームワークは強くて一枚岩になって
いなければ、ゴールにたどり着くことはできません。
では強いチームというのはどんなチームでしょうか?
スポーツに例えれば、常勝チームというのはどんなチームでしょうか?
全国大会で優勝しているチームというのは、一人一人の選手が他に負けない独自の技を
持っていて、その選手の個性を上手く引き出せる監督、コーチがいるチームです。
私たちも同じです。まずは一人一人が優れた技を身につけなければなりません。
一対一で戦ったときに負けない強い個人でなければなりません。強い個人が集まって初めて
強いチームが形成される土壌ができるのです。
しかし、どんなに頭脳明晰で優れた技を持っていたとしても自分のことだけを考える人は不要です。
自分ひとりで達成感を味わうのではなく、一人ではできなかったことを仲間と共に苦労しながら
成し遂げみんなで喜びを分かち合う、そんなことが好きな人が必要だと私は思います。
強いチームに入るのではありません。それは、あなたがいるから強いチームになるのです。
と言える社員さんこそが、会社にとっての「人財」なのです。
実際、既に「実力主義」や「成果主義」を導入している外資系企業においては、そのほとんど
すべてで「チームワークは我が社の最重要行動規範である」と定めているくらいです。
成果主義の世界は、伝統的な日本企業に見られがちな「職場の和を尊ぶ」という世界では
ありません。いわゆる「仲良しクラブ」ではないわけです。外資系企業がチームワークを尊ぶのは、
「チームワークによる成果」が、「個々人のパフォーマンスの総和」を超える可能性があることを
理解しているからにすぎません。
例えば、優秀な営業担当者がいたとします。彼一人がどんなによい営業成績を上げても、
それだけでは十分と言えません。その担当者がリーダーシップを発揮して、彼の所属する
営業チーム全体の成績を押し上げれば、より高いパフォーマンスを期待できるからです。
チームとして、より高いパフォーマンスを得ることができれば、その営業担当者も、より高い
評価を得られることになります。周囲にいる他の営業担当者への提案や支援は、彼自身の
営業成績にはなかなか結びつかないかもしれません。しかし、彼の取った行動は十分に
評価の対象となります。
成果主義の社会と言っても、「わたしにとってだけよいこと」を目指しているわけではありません。
わたしにもチームにも、どちらにとってもよいことを目指しているのです。外資系企業は、こうした
やり方が、企業の利益を最大限に伸ばす方法であることを分かっているのです。
チームスピリットを徹底して唱えていなければ、「自分さえよければいいのさ」という風潮がすぐに
蔓延してしまうことの裏返しとも取れます。外資系企業の経営者たちは、そのことをよく分かって
いるからこそ、チームプレーの必要性を事あるごとに口にするのかもしれません。
そして、そのことは、成果主義に基づいた人事制度を導入していく日本企業においても、
とても大切になってくるコンセプトだと言える。
チームに参画するメンバーそれぞれは、優れた点と同時に弱点も持っている。
仮に、何の弱点もないメンバーだけがそろったら、かえってチームワークが崩れてしまうだろう。
各メンバーが互いの強みを発揮できるチームを構築することは、チームリーダーの大事な役目だが、
メンバー同士が互いに強み・弱みを理解し合い、相補うよう動けることがもっと大事である。
さらに部下もリーダーの弱点を補う行動を取るような関係が、チームワークとして望ましいと思う。
プロジェクトが成功するためには、まずリーダーとメンバーの間にいいチームワークが成立する
必要がある。そしてリーダーには、プロジェクトの方針を部下に分かりやすく説明する、先頭に
立ってプロジェクトを引っ張る、部下とともに汗をかく、など多くのことが要求される。
でも、何より大事なことは、部下から人間的に尊敬されることであり、部下を信頼して仕事を
任せることであり、そして任せられる仕事を割り当てることである。不幸にも任せた仕事が
うまくいかなければ、一緒に考えたり手を貸したりしなければならない。
尊敬されるリーダーなら、部下は苦しくてもついてくるし、リーダーが信頼する部下は、少々
無理があっても信頼を裏切らぬよう必死に努力するだろう。何よりも、信頼されているという
誇りを感じて仕事ができるはずである。
そして大事なことはしっかり管理しただけでは質のよい仕事はできない。何よりもメンバーが
仕事に生きがいを感じ、やる気を出せるようにすることが大事である。
堀場製作所の社是は「おもしろおかしく」である。「おもしろおかしく仕事ができるのは、
本人だけでなく会社にとっても最大の幸福」と述べている。また労働心理学や生理学では、
面白いと感じると能率は3倍、疲労度は3分の1になるとの研究成果があるという。
結局、管理者やチームリーダーは、担当プロジェクトがメンバーにとって面白くやりがいが
あるように、いろいろな気配り・心配りをするべきであるということではないかと思う!
大切なことは、チームの個性を見極めて、それに応じたチームワーク向上の方策を考えると
いうことです。チームの目標設定や役割分担という視点は、その方策を考える上での枠組み
としては有効です。しかし、目標をどこまで具体的に表現すべきか、役割をどこまで詳細に
定義すべきか、それらをどのように伝えるべきか、といったことは、チームの個性に依存します。
そして個人と同じようにチームの個性も移り変わります。良いチームワークを得るためには、
その時々のチームの個性を見極めたチーム運営を心がけることが大事だと言うことです!
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