8月17日 貧困層
admin≫
2011/08/17 23:36:17
2011/08/17 23:36:17
今日から、T塾最終講で岡山です。今日は日本ポリグル㈱小田兼利会長にご講演をいただきました。
小田会長はガイアの夜明けなどでTVでも取材を受けていらっしゃる方です。
『水をきれいにする魔法の粉』の開発者で現在バングラディシュでBOPビジネスを実践しており、
その必要性と日本の中小企業こそ高技術と誠実さでBOPビジネスの成功を収める素質のある
素晴らしい方たちであるといった講演を各地でされています。
大阪市にある従業員20人の「日本ポリグル」という化学会社。汚水処理や水質浄化を手がけていて、
小田会長が発明した水質浄化剤が決めてである。『この水質浄化剤を汚れた水の中に入れる』→
『そしてかき混ぜると汚れは汚れ同士でひきつけあって,集まってくる』→『汚れは大きく重く
なって比重が高くなり沈んでいく』→『汚れは砒素などの毒性のある物質をも吸着するので,
これを濾過して取り除けば浄化できる』というものだ。飲料水として供給するには,法律上
殺菌処理などが必要になるが,第三者期間による検査で,大腸菌などの大幅減など水質改善が
実証されている。水質浄化剤1gで水1ℓに効果があるという。
その主成分は納豆のネバネバ成分「ポリグルタミン酸」だ。小田会長は「私が浄水技術に関心を
持ったのきっかけは阪神・淡路大震災で,被害を受けて生活用水だった」「(飲む水もない,
洗濯する水がない,そういう状態で何とか)池の水かきれいになればという思いから研究を始めた。
そして,6年かけて2001年,水質浄化剤の実用化に成功した。しかし,国内のどこに持ち込んでも,
実績のない中小企業の技術を買ってくれるところはなかった。そこで海外に目をつけた。
それは世界最貧国の一つ,バングラディシュだった。
バングラディシュと言う国は、世界最貧国の一つとされるている。日本の半分以下の面積に,
1億4000万の人が住んでいる。世界最貧国と言われながらも,05年には米ゴールド万サックス社が
BRICs(ブラジル・ロシア・・インド・中国)に次ぐ新興産業国(ネクスト11に挙げる急激な経済成長が
期待される注目国でもある。
「移動型・小集落対応型」分野での浄水装置開発専門委員にも小田会長が選ばれていて
民活が総力で取り組んでいるテーマは、国内企業がそれぞれに持つ優秀な技術を結集して、
水ビジネスの競争に勝てる浄水装置を開発して巨大な世界市場に挑もうとするものです。
国内英知を集めている権威のある民活に大阪の中小企業が加われたことは異例の事です。
日本ポリグル㈱が有する技術と海外での実績が高く評価されたものです。
大阪の弱小企業が「世界中の人達が安心して生水を飲めるようにしたい」との目標を掲げて、
自力でひたむきに取り組んで来た夢が、産官学の英知を結集している民活の強力な組織に
参加したことで、一気に大きく前進し、実現化しようとしています。素晴らしいことです。
講演の冒頭で、実際に水質浄化剤を使って、汚れた水を飲料水に変える実験をし、浄化される
様子を実演されました。濁った水が入ったビーカーの中に、水質浄化剤を入れ小田会長が棒で
かき回すと、瞬く間に、汚れが凝集し沈殿しました。濁っていたビーカーの水は、すっかり透明な
水へと変化していました。その透明な水を簡易ろ過器に通してコップに注ぎ、おいしそうに
飲み干す小田会長。T塾の聴講者はこの浄化力にみんな驚いていました。



講演では、「開発途上国へ行ってもビジネスチャンスの芽は多くある。BOPビジネスは
約5兆ドル規模といわれている。現地の状況に素早く対応できる中小企業こそBOPビジネスに
勝機がある。ぜひ多くの中小企業からも海外へ進出をはかってほしい」とのことでした。
BOPビジネスとは、Base of the Pyramidは世界の貧困層40億人をターゲットとして、
貧困社会の課題の解決に寄与するビジネスのことです。
最後には、また、JICAが行う協力隊事業についても触れ「海外に飛び出し、さまざまな経験を
してきた青年海外協力隊は貴重な存在。もっと日本で活躍できるような支援を」と聴講者へ
呼びかけられていた。
小田会長はガイアの夜明けなどでTVでも取材を受けていらっしゃる方です。
『水をきれいにする魔法の粉』の開発者で現在バングラディシュでBOPビジネスを実践しており、
その必要性と日本の中小企業こそ高技術と誠実さでBOPビジネスの成功を収める素質のある
素晴らしい方たちであるといった講演を各地でされています。
大阪市にある従業員20人の「日本ポリグル」という化学会社。汚水処理や水質浄化を手がけていて、
小田会長が発明した水質浄化剤が決めてである。『この水質浄化剤を汚れた水の中に入れる』→
『そしてかき混ぜると汚れは汚れ同士でひきつけあって,集まってくる』→『汚れは大きく重く
なって比重が高くなり沈んでいく』→『汚れは砒素などの毒性のある物質をも吸着するので,
これを濾過して取り除けば浄化できる』というものだ。飲料水として供給するには,法律上
殺菌処理などが必要になるが,第三者期間による検査で,大腸菌などの大幅減など水質改善が
実証されている。水質浄化剤1gで水1ℓに効果があるという。
その主成分は納豆のネバネバ成分「ポリグルタミン酸」だ。小田会長は「私が浄水技術に関心を
持ったのきっかけは阪神・淡路大震災で,被害を受けて生活用水だった」「(飲む水もない,
洗濯する水がない,そういう状態で何とか)池の水かきれいになればという思いから研究を始めた。
そして,6年かけて2001年,水質浄化剤の実用化に成功した。しかし,国内のどこに持ち込んでも,
実績のない中小企業の技術を買ってくれるところはなかった。そこで海外に目をつけた。
それは世界最貧国の一つ,バングラディシュだった。
バングラディシュと言う国は、世界最貧国の一つとされるている。日本の半分以下の面積に,
1億4000万の人が住んでいる。世界最貧国と言われながらも,05年には米ゴールド万サックス社が
BRICs(ブラジル・ロシア・・インド・中国)に次ぐ新興産業国(ネクスト11に挙げる急激な経済成長が
期待される注目国でもある。
「移動型・小集落対応型」分野での浄水装置開発専門委員にも小田会長が選ばれていて
民活が総力で取り組んでいるテーマは、国内企業がそれぞれに持つ優秀な技術を結集して、
水ビジネスの競争に勝てる浄水装置を開発して巨大な世界市場に挑もうとするものです。
国内英知を集めている権威のある民活に大阪の中小企業が加われたことは異例の事です。
日本ポリグル㈱が有する技術と海外での実績が高く評価されたものです。
大阪の弱小企業が「世界中の人達が安心して生水を飲めるようにしたい」との目標を掲げて、
自力でひたむきに取り組んで来た夢が、産官学の英知を結集している民活の強力な組織に
参加したことで、一気に大きく前進し、実現化しようとしています。素晴らしいことです。
講演の冒頭で、実際に水質浄化剤を使って、汚れた水を飲料水に変える実験をし、浄化される
様子を実演されました。濁った水が入ったビーカーの中に、水質浄化剤を入れ小田会長が棒で
かき回すと、瞬く間に、汚れが凝集し沈殿しました。濁っていたビーカーの水は、すっかり透明な
水へと変化していました。その透明な水を簡易ろ過器に通してコップに注ぎ、おいしそうに
飲み干す小田会長。T塾の聴講者はこの浄化力にみんな驚いていました。



講演では、「開発途上国へ行ってもビジネスチャンスの芽は多くある。BOPビジネスは
約5兆ドル規模といわれている。現地の状況に素早く対応できる中小企業こそBOPビジネスに
勝機がある。ぜひ多くの中小企業からも海外へ進出をはかってほしい」とのことでした。
BOPビジネスとは、Base of the Pyramidは世界の貧困層40億人をターゲットとして、
貧困社会の課題の解決に寄与するビジネスのことです。
最後には、また、JICAが行う協力隊事業についても触れ「海外に飛び出し、さまざまな経験を
してきた青年海外協力隊は貴重な存在。もっと日本で活躍できるような支援を」と聴講者へ
呼びかけられていた。
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