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 7月27日 中国式 

今日は、研修生たちの指導担当者からの報告で、寮に固定電話を設置していないために
連絡用に携帯電話を常備しているのですが、その携帯電話がいつのまにか紛失しているとの
報告があった。一週間ほど前に、社内で懇親会をした際に、いつまでたっても寮から来ないので
電話で連絡した際には、電話が話し中状態になっていたとのことで、それ以来、会社からは
寮には連絡をしていないのですが、研修生がその翌日あたりに、個人的な電話の為に
使用しようとしたら、どこに行ったか不明で、探すのもめんどくさくて近くの公衆電話から
掛けたようで、そこからは誰かが探すだろう。自分は使わないから関係ないというか
紛失していることさえ気づかず、いつも設置している場所になかったことさえ知らないという
無関心な研修生もいた.

指導担当者と、受け入れ機関からも担当者の方が2名来て色々と事情を聴いたところ、
単に携帯電話が紛失したというより、あまりにも研修生同士が無関心で取っていると
思っていたコミュニケーションに関しても、「仕事中はコミュニケーションは必要だと思うけど
プライベートでは必要ない!」とハッキリと言い切っている研修生たちもいた。

この中国人同士のコミュニケーションを見ていて、最初は「こいつらは何が言いたい?」と
疑問だらけでびっくりしたのですが、最近でもいつも思うことですが、「中国人同士で会話が
一切通じていない」こです。違う地域同士で方言を話すときの話ではなく、共通語同士でも
通じていない。もちろん、簡単な情報のやり取りは出来る。しかし、話が複雑な条件を前提とした時、
場合分けが必要な時などは話が通じないことが極普通に起こる。

順序立てて話をするということも無いので、話が堂々巡りを繰り返したりすることも頻繁にある。
また、複数人を通じて情報を伝えると、ニュアンスが変るどころか最低限の事実関係すらも
滅茶苦茶に変ってしまう。しかし、彼らが日本語を話しているときは、中国語で話している時よりも
話が通じていたりする。ネイティブの中国語よりも、上手な外国語の方が通じるというのは、
一体どういう理由なのだろうか?いつまでたってもその不思議なことは解決していない。

中国人が喧嘩好きであることはいまや常識となっているが、コミュニケーション能力の欠如を
喧嘩の主な一因として挙げることができる。様々な交渉の最中に、互いにクレームを付け合い
喧嘩に発展することは普通で、喧嘩になることの方が多いのだが、双方の言い分を聞いていると、
実は利害が対立していないのに喧嘩をしていることもよくある。

一般的に中国人は事実関係を確認しながら話をせず、他国の人間のように相手が話を始めると、
受信センサーを全開にして相手の言い分を理解しようとしたりもしない。相手の耳に向かって
怒鳴りつけるように主観をぶつけるだけのコミュニケーション(?)が一般的である。

自分の主観を共通の言葉に置き換えることもしないので、そもそも何を言っているのかも分からない。
自分の主観と相手の主観が別物であるということすら、理解できていない可能性が高い。
互いに一つの事実を別の言い方で表現しているだけであることを察知できず、双方の利害がきちんと
両立する場合でも、何時間も喧嘩をしていることがある。これは「無駄な喧嘩」なのですが。。
そして「目的がない喧嘩」がある。これは言わば小学生レベルの喧嘩であり、その喧嘩に勝ったところで
状況は何も変わらない場合でも、感情に任せて長々時間を浪費しながら粘り強く喧嘩をしていることがある。

伝わってくる情報が当てにならない、人の話を聞かない、他人に関係ない自分の都合を怒鳴る、
といった中国で日常的に見られる慣習を理解していない中国人がかなりいるということも不思議だ。

中国スタイルのコミュニケーションとは、大声と勢いで自分の要求を飲ませることを意味しており、
事実関係の確認と利害調整によって同意を得ることではない。相手が何か言おうとしたら、大声で
上からかぶせて黙らせるのが基本的な交渉術となる。主張する内容は、ひたすら自分の都合だけでよく、
相手に全く関係が無いことでもかまわない。これを「コミュニケーション」と呼ぶに値するかどうかは
非常に疑問ですが、こうした交渉は、日本人に対応できるものでは無いので、私たち日本人の対応策は
一つしかない。

「お前が何を言おうが知らん。契約は拒否。以上。」と言って(何も言わなくてもいい)、さっさと席を
立つ事である。あとは相手が何を言おうが、その存在そのものを黙殺しておけばよい。

今回も、色々と自分たちで誰が悪いかの犯人捜しをして、最後は「自分は知らない!」の一点張り。
私としては、「今から探せ!会社の所有物を紛失したのは連帯責任。納得しないなら帰国!」と
怒鳴りつけたら、みんな一斉に黙り込んだ。あとは、どうするか自分たち次第だ。。


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10tt

Author:10tt
 しま しんじ 52歳
大阪市内で製造業を経営。
(他に、3社の代表取締役を兼務)
                   
アルバイト入社にて、35歳で代表取締役に就任。人材育成の教育会社の
研修に参加してそれを機に、経営に対しての勉強を始める。以来15年間
学び続けているが、まだまだやりたいこととできることに紆余曲折の日々!


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