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 5月14日 指導育成 

今日、テレビを見ていて韓国のゴルフでのジュニア育成に関して放送していた。
日本でもジュニア育成に取り組んでいる「坂田ジュニアゴルフ塾」の主宰の
坂田信弘氏が、韓国の育成スクールを視察している内容でした。
この坂田氏は、京都大学在学中に親が亡くなり、残った家族に仕送りをするために
中退して自衛隊に入隊した。任期満了退職後はプロゴルファーになるため、
研修生生活を経験、28歳でプロテストに合格した。プロ転向後、しばらくは
ツアープロゴルファーとして活動していたが、獲得賞金は276万1799円であった。

坂田氏自身が自衛隊員として活動していたこともあり、そこで培ったスパルタ教育を
生かして厳しい指導をすることでも大変有名だが、多くのプロゴルファーを輩出しており、
名指導者としても知られていることから、たびたびテレビ番組で取り上げられている。
坂田塾の人気と実績は周知の通りで、巣立った塾生は古閑美保・上田桃子・有村智恵・
原江里菜・服部真夕・青山加織・北田留衣… 等々と女子プロでは名門です。。

そして、何よりもレッスン料は無料で、入塾資格は「貧乏であること」で、ゴルフは
お金が掛かるから諦めている子供に手を差し伸べている。打球練習は練習場の、そして
ラウンド練習場はカントリークラブの、それぞれ支援を得て、塾生は練習を行っている
ので全くの無償。ゴルフクラブについても、スポーツメーカーから貸与を受けることで
経済負担の軽減に務めている。試合などの遠征費については、後援会などから一部提供
される時もあるが、ほとんどが自己負担となる場合が多い。
コーチもすべてボランティアでやっているというから、その指導への情熱は凄い!
ちなみに、このコーチの資格は、「比較的時間に余裕があり、年齢は30代で、
ハンディキャップ14迄のアマチュア」但し、この限りでは無く、50才代のコーチもいる
とのこで、私でも資格はあるのでチャレンジ!するほど勇気と体力がないかも・・。

韓国のプロゴルフファーが日米のゴルフツアーで上位を占めていて、昨年の日本の
賞金ランキングは、女子プロでは韓国の方で、世界ランクででも上位10人の中に
半分は韓国の方です。その理由として韓国のツアー市場が狭い、韓国人はハングリ-精神
が旺盛ということだけでなく、ジュニア育成がしっかりしているということです。
ただ韓国に於いて男子プロは女子プロに比べて活動が低調です。その理由は、韓国の男子には
徴兵制度が有り、二十歳になると二年間軍隊に入らなければなりません。軍で二年間過ごすと、
体力的には強くなり大きく成長しますが、最も大切な、「二十歳過ぎ」という時期にゴルフから
離れるため、感覚が戻らずにゴルフの道を諦めてしまう選手も多いからです。

韓国では、プロゴルファーになるためには様々なプログラムが存在していて
まずは、韓国ゴルフ協会が国を代表とする選手を育成する。というシステムには大手企業や
マスコミがその選手育成を支援する仕組みがあり、そして何よりも練習環境が整ってます。

韓国のゴルフはKGAが管轄していますが、そのKGAは、韓国小学校ゴルフ連盟、
中学・高校・大学ゴルフ連盟に分かれています。そして、現在、男子中学校の212校に
ゴルフ部が有り、148の女子中学校にゴルフ部が有って、合計360校の中学校に
ゴルフ部があります。同じく、高校に於いては212校の男子校にゴルフ部が有り、
女子校には111校有り合計323校の高校にゴルフ部が有ります。更にすごいことに、
53の小学校にゴルフ部が有ります。その広い裾野から素質ある選手が選抜され代表選手
として成長して行きます。当然、韓国ゴルフ協会が育成した国の代表選手には、スポンサーが
付きやすく、代表になると国際大会に出場ができて国際経験が豊かになります。

育成選手になると、KGAのプログラムに則り、一年間、体力訓練、メンタル訓練、更に、
科学的な基礎まで作られます。そして、国際大会を目標に、年間150日間の強化訓練の
中で貴重な経験と実力が蓄積されて行きます。。

国の代表はビッグスターになる最短コースであり、ジュニアゴルファーの親たちにとっては、
夢の様な場所となる訳です。代表選手と言うゴルフのエリートたちは、国から様々な援助を
受けて、大学進学までゴルフの特待生と言う立場が約束されます。
また、将来プロゴルファーになるという明確な目標を持つことになります。

ジュニアゴルファーの親(代表を目指す子供の親)は、年間約6000万ウォン程度
(約600万円)の費用を負担しなければなりませんが、一旦代表になると、
無料で国の最高のコーチからレッスンを受けられ、管理されたプログラムで
訓練を受けるので経済的な負担は全く有りません。
その様な特典が有るから親たちは必死になって国の代表を目指します。

現在、世界で活躍している朴セリ、申ジエ選手などが代表出身者ですし
日本で活躍している全美貞、李知姫、宋ボベ、辛ヒョンジュ選手達も国の代表の出身者
ですから、国の代表の選手達がプロの世界に入るのは、自然な事と言えます。

練習環境、特に自然環境は決して良くありません。十一月~三月まで地面が凍結して
韓国では練習が十分に出来ない為に、多くの選手が海外合宿やゴルフ留学をします。

場所は東南アジア、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド等です。
それにかかるおよその費用は、東南アジアでは180万ウォン(約18万円)、
オーストラリアは4000ドル(約40万円)、アメリカは6000ドル(60万円)です。
この事が又ハングリー精神を強力にする要因にもなっているのでは無いでしょうか?

テレビに出ていた母親は、3年間で3000万円は使っていて、その母親は1億円を
使っている人もいると平気な顔をして言っていた。但し、プロなれるのはこのような
育成指導を受けている子供たちのわずか1%だけで、あとはみんな途中で挫折してるようです。

坂田塾も神戸校以外は、あと数年で閉校すると聞くが、これもゴルフ場の高い経費が問題らしい。
日本のスポンサーも 「韓国人が強くなるとファン離れが起きる、テレビ視聴率が下がる…」
などと言っていないで、ジュニアの育成にもっともつと協力体制が必要です。このままでは
2016年から種目競技になるゴルフは、一つのメダルも取れなくなる。
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10tt

Author:10tt
 しま しんじ 52歳
大阪市内で製造業を経営。
(他に、3社の代表取締役を兼務)
                   
アルバイト入社にて、35歳で代表取締役に就任。人材育成の教育会社の
研修に参加してそれを機に、経営に対しての勉強を始める。以来15年間
学び続けているが、まだまだやりたいこととできることに紆余曲折の日々!


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