1月25日 外部環境
admin≫
2011/01/25 17:01:37
2011/01/25 17:01:37
今日は、弊社の業界の今後の動向について色々と話し合う機会がありました。
弊社の業界では、社団法人としての協会があるのですが、加盟している社は
日本全国で80社弱しかなくて、現在、操業している企業数も100社程度で
一般的に言われているニッチ(隙間)産業の一つと言えるかもしれない。
弊社の携わる亜鉛鍍金と言うのは、正式名称では溶融めっきと言われていて
鋼板などの素材を亜鉛や錫、アルミなどの金属を溶融した中に入れ、各々の金属を
付着させる技術である。代表的な例が亜鉛やアルミをめっきにした鋼板で、比較的
大型の構造物やシートに厚膜がめっきされる例も多い。また電子部品関係では
溶融ハンダもよく用いられている。構造物への亜鉛めっきは高い防食性を持つため、
メンテナンスが不要という特徴がある。
溶融めっきには耐食性に優れる溶融亜鉛めっきや、めっき後の溶接・塗装性に
優れる合金化溶融亜鉛めっき、自動車の排ガス部品などに使用される溶融アルミ
ニウムめっきなどがあり、橋梁、鉄塔などの大型構造物・自動車・家電など
様々な分野で使用されている。
その他には、合金化溶融亜鉛めっきがあり溶融亜鉛めっきは耐食性に優れるが、
塗装剥離や溶接性が低下するケースもある。そこで溶融亜鉛メッキ後、加熱に
よりめっき層をZn-Feの合金にしたのが合金化溶融亜鉛めっき。メッキ層に鉄を
含む為、長い間外気にさらされると鉄分が酸化して赤錆が発生する為、通常は、
防錆油を施す場合が多い。自動車内外板やシャッターなどに使用される。
もう一つは、溶融アルミニウムめっきは、耐食性・耐熱性に優れ、自動車排ガス
部品やガスストーブなどに用いられる。それと、溶融亜鉛アルミニウムめっきは、
溶融亜鉛めっきの防食性をさらに高めるため、開発されためっき。屋根材・
ドアサッシ・道路資材などに用いられる。
しかしながら、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、
3年前から亜鉛めっきに代わる表面処理技術に関する調査を開始して業界の今後を
脅かすような取り組みもし始めているのも現実です。
その目的として、亜鉛めっきは、ほぼ全ての鋼材に対して最も汎用されている
表面処理である。これは亜鉛の様々な有用特性、例えば、鋼材を錆から保護する
耐食性、プレス並びに溶接等の製品組立時に要求される使い勝手(摺動性、導電性など)
、めっきの持つ表面外観特性、更には比較的安価な金属資源であるという経済性、
が工業製品への適用には極めて有利なためである。しかしながら、昨今における
中国産業の亜鉛資源需要拡大に伴う世界的な需給不安定現象(亜鉛高騰)、亜鉛物質を
含有する排水への環境規制問題(水生生物への環境ホルモンとしての懸念)、また、
亜鉛資源そのものの採掘限界量への不安等もあり、亜鉛がこれまでの自由に使える
安価な工業資源としての位置付けを保てない、非常に深刻な状況へと変化しつつある。
また、亜鉛めっきは溶融法、電気めっき法ともに相当のエネルギーを要するプロセス
である。一方、材料ニーズの変化(例えば、自動車用ハイテン材の需要増加)に伴い、
亜鉛めっきで直接対応できない機能(高温焼入れ等による耐熱性)やめっき工程に
おける鋼材への水素吸蔵による脆化の対策なども要求されることが予想される。
さらに、我が国の川下産業の国際競争力には、協調関係にある国内素材・部材メーカーの
寄与が大きいと言われている。その一例として、我が国の自動車産業の国際競争力を
日本の鉄鋼業の高級表面処理鋼板分野での数多くの技術優位性が支えている面もあり、
次世代の表面処理技術の開発は、我が国の多くの産業の国際競争力維持にとっても
必要と考えられる。
以上のような状況から、亜鉛めっきに代わる表面処理技術が今後重要な技術開発課題と
なる可能性が出てきた。本調査では、亜鉛資源に関わる情勢並びに今後の動向、省エネ
ルギープロセスを含めた亜鉛代替処理のニーズを調査するとともに、我が国の産業界の
共通基盤である鋼材の表面処理技術開発の課題を明確にする。と発表しているが、現在の
ところ調査内容等も明らかにはされておらず、進捗状況も不明で頓挫している。
中小零細企業にとって外部環境の変化の中でも外部環境分析がとても重要になってきていて
「マクロ要因」経済状況や技術革新、規制などであり、「ミクロ要因」自社の顧客や
競合他社との関係、予測されるビジネス機会とされている。その「外部環境分析」の要因は、
基本的にその企業・組織の力で変えることが不可能なものが多いので絶えず認識は必要で
起こりうる変化の先取りが問われる。
弊社の業界では、近年「環境問題」も大きく取り沙汰されてきているので、
今後は、そのようなことを視野に入れての取り組みが急務と言える。
弊社の業界では、社団法人としての協会があるのですが、加盟している社は
日本全国で80社弱しかなくて、現在、操業している企業数も100社程度で
一般的に言われているニッチ(隙間)産業の一つと言えるかもしれない。
弊社の携わる亜鉛鍍金と言うのは、正式名称では溶融めっきと言われていて
鋼板などの素材を亜鉛や錫、アルミなどの金属を溶融した中に入れ、各々の金属を
付着させる技術である。代表的な例が亜鉛やアルミをめっきにした鋼板で、比較的
大型の構造物やシートに厚膜がめっきされる例も多い。また電子部品関係では
溶融ハンダもよく用いられている。構造物への亜鉛めっきは高い防食性を持つため、
メンテナンスが不要という特徴がある。
溶融めっきには耐食性に優れる溶融亜鉛めっきや、めっき後の溶接・塗装性に
優れる合金化溶融亜鉛めっき、自動車の排ガス部品などに使用される溶融アルミ
ニウムめっきなどがあり、橋梁、鉄塔などの大型構造物・自動車・家電など
様々な分野で使用されている。
その他には、合金化溶融亜鉛めっきがあり溶融亜鉛めっきは耐食性に優れるが、
塗装剥離や溶接性が低下するケースもある。そこで溶融亜鉛メッキ後、加熱に
よりめっき層をZn-Feの合金にしたのが合金化溶融亜鉛めっき。メッキ層に鉄を
含む為、長い間外気にさらされると鉄分が酸化して赤錆が発生する為、通常は、
防錆油を施す場合が多い。自動車内外板やシャッターなどに使用される。
もう一つは、溶融アルミニウムめっきは、耐食性・耐熱性に優れ、自動車排ガス
部品やガスストーブなどに用いられる。それと、溶融亜鉛アルミニウムめっきは、
溶融亜鉛めっきの防食性をさらに高めるため、開発されためっき。屋根材・
ドアサッシ・道路資材などに用いられる。
しかしながら、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、
3年前から亜鉛めっきに代わる表面処理技術に関する調査を開始して業界の今後を
脅かすような取り組みもし始めているのも現実です。
その目的として、亜鉛めっきは、ほぼ全ての鋼材に対して最も汎用されている
表面処理である。これは亜鉛の様々な有用特性、例えば、鋼材を錆から保護する
耐食性、プレス並びに溶接等の製品組立時に要求される使い勝手(摺動性、導電性など)
、めっきの持つ表面外観特性、更には比較的安価な金属資源であるという経済性、
が工業製品への適用には極めて有利なためである。しかしながら、昨今における
中国産業の亜鉛資源需要拡大に伴う世界的な需給不安定現象(亜鉛高騰)、亜鉛物質を
含有する排水への環境規制問題(水生生物への環境ホルモンとしての懸念)、また、
亜鉛資源そのものの採掘限界量への不安等もあり、亜鉛がこれまでの自由に使える
安価な工業資源としての位置付けを保てない、非常に深刻な状況へと変化しつつある。
また、亜鉛めっきは溶融法、電気めっき法ともに相当のエネルギーを要するプロセス
である。一方、材料ニーズの変化(例えば、自動車用ハイテン材の需要増加)に伴い、
亜鉛めっきで直接対応できない機能(高温焼入れ等による耐熱性)やめっき工程に
おける鋼材への水素吸蔵による脆化の対策なども要求されることが予想される。
さらに、我が国の川下産業の国際競争力には、協調関係にある国内素材・部材メーカーの
寄与が大きいと言われている。その一例として、我が国の自動車産業の国際競争力を
日本の鉄鋼業の高級表面処理鋼板分野での数多くの技術優位性が支えている面もあり、
次世代の表面処理技術の開発は、我が国の多くの産業の国際競争力維持にとっても
必要と考えられる。
以上のような状況から、亜鉛めっきに代わる表面処理技術が今後重要な技術開発課題と
なる可能性が出てきた。本調査では、亜鉛資源に関わる情勢並びに今後の動向、省エネ
ルギープロセスを含めた亜鉛代替処理のニーズを調査するとともに、我が国の産業界の
共通基盤である鋼材の表面処理技術開発の課題を明確にする。と発表しているが、現在の
ところ調査内容等も明らかにはされておらず、進捗状況も不明で頓挫している。
中小零細企業にとって外部環境の変化の中でも外部環境分析がとても重要になってきていて
「マクロ要因」経済状況や技術革新、規制などであり、「ミクロ要因」自社の顧客や
競合他社との関係、予測されるビジネス機会とされている。その「外部環境分析」の要因は、
基本的にその企業・組織の力で変えることが不可能なものが多いので絶えず認識は必要で
起こりうる変化の先取りが問われる。
弊社の業界では、近年「環境問題」も大きく取り沙汰されてきているので、
今後は、そのようなことを視野に入れての取り組みが急務と言える。
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