12月 2日 必死
admin≫
2010/12/02 23:59:59
2010/12/02 23:59:59
今日は、マネジメント研修の最終講の1日目でした。1日目は、毎講
前回の講義の復習の為に、テストがあるのですが、前回の講義はというと
ほとんどの方が苦手としている「財務」でした。おまけに最終講のテストは
第1講から第5講までのまとめとしてすべての講での重要な部分まで
出題されると言うことも受講生の皆さんはほぼテスト勉強に徹夜したりと
かなり気合が入っています。
テストになぜそんなに気合が入るかと言うと、テストの平均点数によって
「努力賞」とか「優秀賞」が受賞表彰されるからで、平均点の70点以上が
「努力管理者賞」で、平均点80点以上で「優秀管理者賞」となります。
私の担当するご受講生に関しては、3名がこの境目に位置しているために、
一人は、100点満点の90点以上を取らなければならないし、二人は、
85点以上を取らなければならないと言う状況でした。
テストでの財務は電卓を必死に叩きながら計算していましたが、分かっている
人にとっては、計算すれば自ずと答えは出るのですが、分かっていない人に
とっては、一生叩き続けても答えは出ないと言うことです。
管理者としての人財、そして、経営幹部としての人財としての基本条件、
それは財務知識です!ほとんどの人が『財務は難しい!』と思っていて、
数字を見るだけで『拒絶反応!?』が出てきている方もいるかと思います。
先般の、全国経営発表大会でも経営計画の発表者でありながら、財務分析を
しないで、計画書を作成して、特にその中でも「中期利益計画」の作成は
現状の財務分析に基づいてやらなければならないのに、どのようにして
その数字を記載しているのか・その根拠はどこにあるのか?以前の発表者の
方で、3年後に、年商10億円と記載されていて、「その理由は?」と聞くと
「なんとなく10億円ってカッコいいから!」と答えられて愕然とした。。
知っているつもりでも意外に分かっていないのが損益計算書(P/L)。
経営者の中には初めて見たって人もいるのです。なぜ今まで興味がなかったのかと
言うと何を意味しているかがよくわからないから「おもしろくない」し、
税理士さんや経理担当者に任せっぱなしだから特に「勉強する必要がない」と思
っているからです。しかしながら経営目標を達成したい!経営理念を浸透させたいと
心底思っているのであれば、財務知識の習得が必要です!
以前では売上高の予算を達成するために経費も予算化し、それに応じて資金を
使っていた時代もありました。経営環境が競争などでめまぐるしく変わっていく
現在では、売り上げ以上に利益を重視する経営に体質転換しています。売り上げ実績から
使える経費を算出し、その範囲内で資金管理をしていくやり方に変わっています。
経営で一番大切な経理・財務の知識は、キャッシュフローを把握しているということです。
管理者であっても、自分の管轄する部門の資金の流れを掌握して管理しなければなりません。
そのためには損益計算書の数値の状況を常に知っている必要があります。
損益計算書には五つの利益が示されます。売上総利益(粗利益)・営業利益・経常利益・
税引前当期利益・当期純利益です。部門採算を担当する管理者であれば、売上高から
原価、販売費および一般管理費を差し引いた「営業利益」を最低限管理します。
少なくとも毎月の正確な数値を常に把握・分析し、翌月以降への対処を部門に指示でき
なければなりません。特に原価率(売上原価/売上高)と経費率(各経費/売上高)の月ごとの
推移には注視し、その傾向から判断して即座に数値の改善を図るよう対応するのが管理者の
責任といっていいでしょう。
経営計画や業務計画の作成には管理者や幹部は部門の過去の数字から現在の対応を
図るだけでなく部門の未来のあるべき数字を掲げることが重要です。翌年度といった
短期的な目標・計画だけでなく、3~5年程度の中期的な部門別経営目標・計画を
立案する能力が管理者や幹部には求められます。自社が進むべき数値の目標や計画が
あってはじめて「予算-実績管理」が可能になるからです。
会議などでは、部門や店舗ごとの昨月売り上げ実績の報告と反省のみに終始し担当者が
発表している間、皆が下を向いていて、実績の良かった管理者だけが元気にしていると
いった場合もあるかと思いますが、管理者や幹部であれば、自分の部門のことはもちろんですが、
一歩進んで、会社全体がどういう状況か、部門間のバランスまで意識させる必要があります。
そして経営者としては、経営会議を通して、各取締役、管理者にそうした動機づけを与えて
いくことも大切です。
そのためにも、まずは損益計算書の把握・分析をすることで経営計画作成能力を
高めていくことが求められます。「財務は苦手」、「難しい」と拒絶反応を起しがちですが、
まず数字に慣れることです。 「数字」を「文字」に換えて、「文字」を「言葉」にすることで
動機付けすることも出来ます。
いよいよ明日でラストです。 悔いの無いように修了式を迎えて欲しいですね!
前回の講義の復習の為に、テストがあるのですが、前回の講義はというと
ほとんどの方が苦手としている「財務」でした。おまけに最終講のテストは
第1講から第5講までのまとめとしてすべての講での重要な部分まで
出題されると言うことも受講生の皆さんはほぼテスト勉強に徹夜したりと
かなり気合が入っています。
テストになぜそんなに気合が入るかと言うと、テストの平均点数によって
「努力賞」とか「優秀賞」が受賞表彰されるからで、平均点の70点以上が
「努力管理者賞」で、平均点80点以上で「優秀管理者賞」となります。
私の担当するご受講生に関しては、3名がこの境目に位置しているために、
一人は、100点満点の90点以上を取らなければならないし、二人は、
85点以上を取らなければならないと言う状況でした。
テストでの財務は電卓を必死に叩きながら計算していましたが、分かっている
人にとっては、計算すれば自ずと答えは出るのですが、分かっていない人に
とっては、一生叩き続けても答えは出ないと言うことです。
管理者としての人財、そして、経営幹部としての人財としての基本条件、
それは財務知識です!ほとんどの人が『財務は難しい!』と思っていて、
数字を見るだけで『拒絶反応!?』が出てきている方もいるかと思います。
先般の、全国経営発表大会でも経営計画の発表者でありながら、財務分析を
しないで、計画書を作成して、特にその中でも「中期利益計画」の作成は
現状の財務分析に基づいてやらなければならないのに、どのようにして
その数字を記載しているのか・その根拠はどこにあるのか?以前の発表者の
方で、3年後に、年商10億円と記載されていて、「その理由は?」と聞くと
「なんとなく10億円ってカッコいいから!」と答えられて愕然とした。。
知っているつもりでも意外に分かっていないのが損益計算書(P/L)。
経営者の中には初めて見たって人もいるのです。なぜ今まで興味がなかったのかと
言うと何を意味しているかがよくわからないから「おもしろくない」し、
税理士さんや経理担当者に任せっぱなしだから特に「勉強する必要がない」と思
っているからです。しかしながら経営目標を達成したい!経営理念を浸透させたいと
心底思っているのであれば、財務知識の習得が必要です!
以前では売上高の予算を達成するために経費も予算化し、それに応じて資金を
使っていた時代もありました。経営環境が競争などでめまぐるしく変わっていく
現在では、売り上げ以上に利益を重視する経営に体質転換しています。売り上げ実績から
使える経費を算出し、その範囲内で資金管理をしていくやり方に変わっています。
経営で一番大切な経理・財務の知識は、キャッシュフローを把握しているということです。
管理者であっても、自分の管轄する部門の資金の流れを掌握して管理しなければなりません。
そのためには損益計算書の数値の状況を常に知っている必要があります。
損益計算書には五つの利益が示されます。売上総利益(粗利益)・営業利益・経常利益・
税引前当期利益・当期純利益です。部門採算を担当する管理者であれば、売上高から
原価、販売費および一般管理費を差し引いた「営業利益」を最低限管理します。
少なくとも毎月の正確な数値を常に把握・分析し、翌月以降への対処を部門に指示でき
なければなりません。特に原価率(売上原価/売上高)と経費率(各経費/売上高)の月ごとの
推移には注視し、その傾向から判断して即座に数値の改善を図るよう対応するのが管理者の
責任といっていいでしょう。
経営計画や業務計画の作成には管理者や幹部は部門の過去の数字から現在の対応を
図るだけでなく部門の未来のあるべき数字を掲げることが重要です。翌年度といった
短期的な目標・計画だけでなく、3~5年程度の中期的な部門別経営目標・計画を
立案する能力が管理者や幹部には求められます。自社が進むべき数値の目標や計画が
あってはじめて「予算-実績管理」が可能になるからです。
会議などでは、部門や店舗ごとの昨月売り上げ実績の報告と反省のみに終始し担当者が
発表している間、皆が下を向いていて、実績の良かった管理者だけが元気にしていると
いった場合もあるかと思いますが、管理者や幹部であれば、自分の部門のことはもちろんですが、
一歩進んで、会社全体がどういう状況か、部門間のバランスまで意識させる必要があります。
そして経営者としては、経営会議を通して、各取締役、管理者にそうした動機づけを与えて
いくことも大切です。
そのためにも、まずは損益計算書の把握・分析をすることで経営計画作成能力を
高めていくことが求められます。「財務は苦手」、「難しい」と拒絶反応を起しがちですが、
まず数字に慣れることです。 「数字」を「文字」に換えて、「文字」を「言葉」にすることで
動機付けすることも出来ます。
いよいよ明日でラストです。 悔いの無いように修了式を迎えて欲しいですね!
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